をふの日記

毎日頭の中をお掃除するために書く日記

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

円周率の覚え方

ポストに手紙が届いていた。 差出人は、仕事でお世話になっている85歳のおじいさま。筆まめでよくお便りをくださるうえ、長年日記もつけておられる。先日自宅の整理をしていたら、30年ほど前の手帳を発見し、そこに円周率の覚え方のゴロが記してあったと…

タクシーの運転手さん

今日はタクシーに乗る用事が多かったおかげで、面白い話が聞けた。 その1 「私ね、こう見えて猟銃免許持ってるんですよ。けっこう免許取るのめんどくさいし大変だったんですよ。でも、私動物が好きでしょ。だから1回も撃ったことないの。なのに、せっかく…

乗り間違えと乗り過ごし

東京駅から新幹線に乗って三島駅で降りるつもりだった。こだまに乗ったつもりだったけれど、違ったみたい。 東京を出てから一向に停まる気配のない新幹線に揺られ、どこまで連れていかれるのかと不安を抱えている。川がみえた。天竜川と看板に書いてある。検…

鵜飼の血筋

仕事でお世話になっている方が、鵜匠の家系だったことが発覚した。お爺様の代まで鵜飼をされていたそうだ。ちょうどつい先日、鵜について思いを馳せていたので、不思議なシンクロを感じている。 鵜飼についてにわかに詳しくなったので人に伝えたい。 ①鵜は、…

ナルコレプシーへ続く道

今日は、MRI検査を受けた。MRIは、筒の中に入ったあとは爆音のオンパレードだ。 ドンッドンッドンッ、プー、パパー、ダダダダダンッなぞなぞ、手を替え品を替え、中に横たわる人間にプレッシャーを与え続ける。耳栓をしてはいるけれど、とにかく騒がしい。 …

落ち葉の話いろいろ

最近1番目立っているものといえば落ち葉だ。右見ても左見ても上見ても下見ても落ちが目に入ってくる。毎日自宅の前を綺麗に掃いても、また翌日飽きもせずに落ちているのも、この季節だけのことで面白い。 知り合いが、「銀杏は黄色くなるだけだけど、桜の葉…

吉開菜央特集上映『Dancing films』

いま、ユーロスペースで上映されている吉開菜央さんの映像がすごかった。吉開さんは米津玄師さんのlemonで踊っているダンサーで、自身も映像作品を作られる方。 ダンサーならではの、ビンビンに鋭敏な、狂気に近いくらいの知覚で感じた世界をそのまま反転さ…

キム・ギドクの『悪い男』

キム・ギドク監督が亡くなった。好きな監督だった。初めて観た『悪い男』でいっぺんで好きになった。 それから過去作をレンタルして全部観て、新作は封切りが待ち遠しくて必ず劇場に足を運んだのは『メビウス』まで。その後なんとなく新作のチェックを怠って…

縮んだ1000円札

洋服のポケットに1000円札を入れたまま洗濯し、さらに乾燥機にかけてしまった。乾燥機を開けたら、クチャクチャの塊になった1000円札がポトッと落ちてきた。 あまりにクチャクチャだったので、もう二度と開けなくなってしまった…と思って、しばらく…

佐藤良成ライブ

かれこれ15年くらい前、下北沢のラ・カーニャというお店で毎週木曜日に佐藤良成がライブをしていた。今思うと贅沢だ。 始めて聴いた時から、声の響き方がすごく好きだった。対面して聴いていても、直接自分の前面に届いて身体に入っていくのとはちょっと違…

ご婦人の小話

最近出会った85歳のご婦人がいる。若い頃は薬学の研究者をされていたそうで、いつも頭の中がスッキリ整理されているような、聡明な話し方をされる方だ。その方から聞いたお話。 ①なめくじが嫌いなのだが、テレビでナメクジが特集されていた。夫にすすめら…

もう30日寝るとお正月

もう2月?もう3月?もう4月?もう半年経った?もう秋?なんて、今年は時の流れの速さに驚きっぱなしだった気がするけれど、ついに12月まで来てしまった。 新型ウィルスを言い訳に、地に足のつかぬ夢か現かわからぬ日々を過ごしていたら、もう年の瀬だ。…